リバランス(資産配分の見直し)とは
相場の変化に応じて、最適な投資対象は日々異なってきます。
例えば、株価が低迷している時に株を買ったとしても利益は出ません。一方で不動産が加熱している状況であれば、株を買うより不動産を買った方が儲かります。
かといって、不動産ばかりを買ってしまうと、”リスク分散”できなくなってしまいます。
リスクとリターンの最適なバランスを保つため、それぞれの投資対象に適切な資産配分を振りなおすことをリバランスと言います。
各社のリバランス、何か月毎?
リバランスは、それぞれのロボアドバイザーによって異なってきます。
代表的なロボアドバイザーのリバランス頻度を見てみましょう。
サービス名 | リバランス頻度 |
---|---|
WealthNavi | 6か月毎 |
楽ラップ | 4か月毎 |
FOLIO ROBO PRO | 1か月毎(+臨時) |
SBIラップ | 1か月毎(+臨時) |
THEO + docomo | 6か月毎 |
1か月毎から6か月毎に至るまで、かなり差がありますね。
リバランス頻度にここまでの違いがあるのは、どうしてなのでしょうか?
リバランスの頻度が長いロボアドバイザーの特徴
WealthNaviなど、リバランスの頻度が長いロボアドバイザーの特徴は長期投資を見据えた資産配分をしていることです。
過去の株価のデータなどから、1週間や1カ月といった期間で、資産の最適なバランスが大きく崩れることはありません。
1週間や1か月単位でリバランスをしても、あまりメリットがないのです。
ただし、10年、20年と資産運用を続ける中でリバランスをまったくしないと、資産のバランスは徐々に崩れてしまいます。
ですので、6か月に一度リバランスを行うことで、最適なポートフォリオを構築しています。

リバランスの頻度が短いロボアドバイザーの特徴
では、リバランスの頻度が短かったり、臨時リバランスを実行するロボアドバイザーは何を狙っているのでしょうか?
これはすなわち短期的な市場への適応です。
戦争や災害が起きると、急激な下落が起こる可能性が大いにありますが、数か月に一回のリバランスでは、これに対応することはできません。
一方で長期的な資産配分に適したバランスを崩す可能性もあるので、一概にリバランス頻度が短いから良いとは言えません。
FOLIO ROBO PROなどでは、短期的な市場の変化を察知し、リスクレベルを下げつつ更なる収益化が望めるリバランスを行っています

結局、どっちが良いの?
リバランスの頻度は低いからといって良いものではないですし、高ければ高いほど良いわけでもありません。
- 長期投資をしたいなら、リバランス頻度の長いロボアドバイザーを
- 短期市場も見据えたいなら、リバランス頻度の低いロボアドバイザーを
以上の観点で、自分に合うロボアドバイザーを探してみてください!
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