ロボアドバイザー VS バランスファンド どっちが優秀?

投資
こんな方におススメの記事です!
  • ロボアドバイザーとバランスファンドの違いは?
  • ロボアドバイザーとバランスファンド、どちらを買おうか悩んでいる
  • ロボアドバイザーとバランスファンド、どちらが利回り良い?
ざっくりまとめ!
  • ロボアドバイザーの優れているところ
    • 利回り
    • 分散投資
    • 資産配分の見直し(リバランス)
  • バランスファンドの優れているところ
    • NISA対応
  • 迷ったら、ロボアドバイザーがオススメ

ロボアドバイザーとバランスファンドについて

ロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーとは人工知能(AI)を活用を活用した自動投資サービスです。

いくつかの簡単な質問に答えるだけで、資産運用の目的やリスク許容度を考慮したポートフォリオを提案・購入してくれます。

投資対象としては主に投資信託やETFが対象となり、米国株・日欧株・新興国株・債券・金・不動産などに分散投資しています。

AIによって、定期的に資産配分の見直しが行われていて、市場にあった最適なポートフォリオに自動で組み替えてくれます。

バランスファンドとは?

バランスファンドとは、国内外の株式、債券、リート(不動産)等に分散投資する投資信託のことです。

ロボアドバイザーと同様に、ファンドマネージャーが定期的に資産配分の見直しを行い、市場にあった最適なポートフォリオに組み替えてくれます。

ロボアドバイザーと同様に、多彩な投資対象に分散投資を行い、状況に応じて資産配分の見直しを行っています。

ロボアドバイザーとバランスファンドの違いとは?

ファンドマネージャーが管理するか、AIが管理するかの違いしか無さそうに見えますが、実際には以下のように差があります。

利回り分散投資資産配分の見直し(リバランス)NISA対応
ロボアドバイザー
バランスファンド

利回り

SBI証券で人気TOP3のバランスファンドの収益性を調べてみました。

ファンド名手数料年利回り
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)0.154%6.15%
三井住友TAM-世界経済インデックスファンド0.65%6.09%
ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型0.154%5.98%
※2022年9月のデータ

一方で、ロボアドバイザーの収益性は以下の通りです。

サービス名タイプ手数料年利回り
(保守~積極)
WealthNavi一任型0.9~1.1%6.18%~10.11%
FOLIO ROBO PRO一任型1.1%+信託報酬(記載なし)14.1%
THEO + docomo一任型0.715~1.1%3.49%~8.34%
投信工房アドバイス型0.35%3.6%~7.0%
※平均利回り算出期間
WealthNavi: 2016年1月19日〜2022年6月30日
FOLIO ROBO PRO: 2020年1月15日~2022年7月29日
THEO + docomo: 2016年3月1日〜2022年6月30日
投信工房: 将来シミュレーションより概算

手数料に関しては、バランスファンドのが割安ですが、それを加味しても、年利回りにおいてはロボアドバイザーが全体的に大きく上回っています。

利回り: ロボアドバイザー > バランスファンド

分散投資

バランスファンドは、その資産構成において、国内株式・国内債券の比率が高いものが多いです。

三井住友TAM-世界経済インデックスファンドの例
https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=264315091

また、バランス型と一口に言っても、米国株式・米国債券しか扱わないものもあり、特定の市場に偏ったバランスファンドも少なくありません。

日興-ノーロード・シンガポール高配当株式フォーカス

一方でロボアドバイザーでは、株式や債券など、バランスファンドに含まれるものだけでなく、金も投資対象となってきます。

”より多くの市場に投資している”という観点では、ロボアドバイザーに軍配が上がります。

WealthNavi(ロボアドバイザー)

分散投資: ロボアドバイザー > バランスファンド

資産配分の見直し(リバランス)の違い

資産配分の見直しについては、各ファンド・各ロボアドバイザーでそれぞれ大きく異なってきます。

バランスファンドでは基本的に、年一回、資産配分の見直しを行っています。

また、「資産均等型」のバランスファンドでは、リバランスは一切行われず、常に一定の資産構成を保持し続けます。

 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

8資産均等型では、常にそれぞれの割合が全体の1/8になる

https://emaxis.jp/pdf/web/viewer.html?file=/pdf/koumokuromi/252760/252760_20220723.pdf#page=2

対してロボアドバイザーでは、程度の差こそあれ、概ねバランスファンドよりも大規模・高頻度にリバランスを行います。

SBIファンドロボのリバランス

たった2週間で米国株の比率が49%➡31%

長期投資を見据えた際に、短期的なリバランスが必ずしも最適解とは言えないため、バランスファンドとロボアドバイザーで、どちらが正解か断言することはできません。

ただし、ロボアドバイザーのがAIを使い、いち早く相場へ適応できることは間違いないでしょう

  • バランスファンドは、リバランス頻度は低く、資産構成の振り直しは小さい
  • ロボアドバイザーは、高頻度にリバランスし、大胆な資産構成の振り直しがある

NISA対応の違い

積み立てNISA,一般NISA問わず、全てのバランスファンドはNISAに対応しています。

その傍ら、ロボアドバイザーのNISA対応は進んでおらず、WealthNaviなど、一部を除いてNISAを使えません。

サービス名タイプNISA対応
WealthNavi一任型
FOLIO ROBO PRO一任型
THEO + docomo一任型
投信工房アドバイス型

NISA対応: バランスファンド > ロボアドバイザー

まとめ

唯一NISA対応の点で、バランスファンドが優れていますが、迷ったら利回りが高いロボアドバイザーをお勧めします

ロボアドバイザーもそれぞれ特徴が大きくあるので、選ぶ際はぜひこちらを参考にしてみてください!

ざっくりまとめ!
  • ロボアドバイザーの優れているところ
    • 利回り
    • 分散投資
    • 資産配分の見直し(リバランス)
  • バランスファンドの優れているところ
    • NISA対応
  • 迷ったら、ロボアドバイザーがオススメ
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