WealthNaviを辞めた理由
自分がロボアドバイザーを始めるにあたって、まず最初に選んだのがWealthNaviでした。
ロボアドバイザーとして、最も知名度が高く、サービス開始から年月が経っており、信頼性が高かったからです。
一方で、他のロボアドバイザーについても研究していくうちに、WealthNaviで運用するメリットを感じなくなってしまいました。
資産配分の見直し(リバランス)の頻度が低い
WealthNaviのリバランスの頻度は、原則6か月に一回です。
WealthNaviは長期投資を前提としており、基本的に短期的な資産配分の見直しは行いません。
そのうえ、投資対象は7つのETFのみです。

手数料を比較すると、WealthNavi経由でこれらを買うより、個別にETFを買った方が安いです。
リバランスの頻度が低いことも相まって、
正直、手動で同じ運用ができますし、そちらのが手数料が安いです。
リターンが他のロボアドバイザーと比較して高くない
WealthNaviの利回りがめちゃくちゃ低い・・・というわけではありません。
ただ、「FOLIO ROBO PRO」や「SBIラップ」と比べてしまうと、年利回りに大きな差があります。
もしNISAを扱うのであれば、WealthNaviでも十分な実質利回りを期待できるでしょう。
サービス名 | 手数料+信託報酬 (年率) | NISA対応の有無 | 年平均利回り (保守~積極) |
---|---|---|---|
WealthNavi | 0.9~1.1% | ◯ | 6.18%~10.11% |
楽ラップ | 0.97% | ✕ | 2.18%~7.15% |
FOLIO ROBO PRO | 1.1%+信託報酬(記載なし) | ✕ | 14.1% |
SBIラップ | 0.96% | ✕ | 12.1% |
THEO + docomo | 0.715~1.1% | ✕ | 3.49%~8.34% |
WealthNavi: 2016年1月19日〜2022年6月30日
楽ラップ: 2016年7月4日~2022年6月
FOLIO ROBO PRO: 2020年1月15日~2022年7月29日
SBIラップ: 2012年1月4日~2021年12月30日(バックテストから概算)
THEO + docomo: 2016年3月1日〜2022年6月30日
SBIラップを始めた理由
SBIラップとは?

SBIラップはSBI証券×FOLIOによる共同開発によって誕生したロボアドバイザーです。
SBI証券が提供している一任型ロボアドバイザーで、AIが相場を判断し、適切に資産配分の見直しを行い、再投資まで全て自動で行います。
WealthNaviを辞め、次のロボアドバイザーとして選んだのがSBIラップでした。
どうしてSBIラップだったのか?
数ある一任型ロボアドバイザーの中で、何故SBIラップだったのでしょうか?
理由は以下の通りです。
他のロボアドバイザーと比較して
利回りが高い
それぞれの一任型ロボアドバイザーの収益を比較すると、以下のようになります
サービス名 | 手数料+信託報酬 (年率) | 年平均利回り (保守~積極) |
---|---|---|
WealthNavi | 0.9~1.1% | 6.18%~10.11% |
楽ラップ | 0.97% | 2.18%~7.15% |
FOLIO ROBO PRO | 1.1%+信託報酬(記載なし) | 14.1% |
SBIラップ | 0.96% | 12.1% |
THEO + docomo | 0.715~1.1% | 3.49%~8.34% |
WealthNavi: 2016年1月19日〜2022年6月30日
楽ラップ: 2016年7月4日~2022年6月
FOLIO ROBO PRO: 2020年1月15日~2022年7月29日
SBIラップ: 2012年1月4日~2021年12月30日(バックテストから概算)
THEO + docomo: 2016年3月1日〜2022年6月30日
年利10%を超えているロボアドバイザーは、「WealthNavi」「SBIラップ」「FOLIO ROBO PRO」の3つとなります。
「WealthNavi」と「SBIラップ」、「FOLIO ROBO PRO」の間には、2~4%ほどの年利の差があり、無視できるレベルではありません。
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SBIラップと、FOLIO ROBO PROがダントツで高いね!
資産配分の見直し(リバランス)が高頻度/ダイナミック
リバランスが高頻度であることが、必ずしもメリットをもたらすわけではありませんが、コロナショックのような短期的な下落に対して堅牢になります。
そもそも、リバランスの頻度が長く、投資対象が少ないロボアドバイザーは、高い手数料を払ってまで自動で運用せずとも、自らが手動で買い付けを行った方がお得です。
サービス名 | 資産配分の見直し(リバランス) |
---|---|
WealthNavi | 6か月毎 |
楽ラップ | 4か月毎 |
FOLIO ROBO PRO | 1か月毎(+臨時) |
SBIラップ | 1か月毎(+臨時) |
THEO + docomo | 6か月毎 |
また、SBIラップのリバランスはかなり大胆で、日々、資産配分が大きく変化しています。
ロボアドバイザーならではの、AIを使った恩恵をありありと感じられます。

「FOLIO ROBO PRO」と比較して
元々、SBIラップはSBI証券×FOLIOによる共同開発によって誕生したロボアドバイザーです。
そのため、ベースとなるAIはFOLIO ROBO PROと同一で、どちらも
- 利回りが高い
- 資産配分の見直し(リバランス)が高頻度/ダイナミック
という特徴があります。
しかし全く同一のものではなく、両者の間にも、以下のような差ががあります。
手数料が安い
「FOLIO ROBO PRO」は、「SBIラップ」より、0.14%以上、手数料が高いです。
サービス名 | 手数料+信託報酬 (年率) | 年平均利回り (保守~積極) |
---|---|---|
FOLIO ROBO PRO | 1.1%+信託報酬(記載なし) | 14.1% |
SBIラップ | 0.96% | 12.1% |
FOLIO ROBO PRO: 2020年1月15日~2022年7月29日
SBIラップ: 2012年1月4日~2021年12月30日(バックテストから概算)
ポイントプログラムが優秀
「FOLIO ROBO PRO」にはポイントプログラムはありませんが、「SBIラップ」には有用なポイントプログラムがあります。
運用額に応じて、0.1~0.2%のポイントが貯まります。

より安全性が高い
FOLIO ROBO PROのが年利回りにおいてはSBIラップを上回りますが、
その分、SBIラップはより安全側にたおした設定となっています。
FOLIO ROBO PROは以下の資産クラスを扱っています。
- 新興国株式
- 米国株
- 先進国株
- 不動産
- ハイイールド債
- 金
- 米国債
SBIラップは、上記に併せて、新興国債券を扱っています。
そのため、投資配分の変更が行われた場合であっても、
FOLIO ROBO PROと比べて極端に偏った投資配分にはなりにくく、リスクをコントロールしながら資産運用を行っています。
債券の割合が増える分、リターンは下がりますが、より分散投資できるのがメリットです。
実際の運用成績
私自身、今もSBIラップを運用しており、成績を公開中です。
もしSBIラップを検討しているのであれば、実際の運用成績を見て考えてみてください!